コラーゲンは細胞の足場

コラーゲンという言葉をよく見たり聞いたりしますが、「コラーゲン?」って、いったい何?コラーゲンの構造からその疑問に役立てればと思います。また、コラーゲンの血管への効果も参考にして頂ければ幸いです。

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コラーゲンは細胞の足場になっている

コラーゲンは足場になっている

以前から、コラーゲン線維は物理的な構造の形成・保持・補強などの働きをしていることは知られていましたが、近年になり、細胞の足場としてもコラーゲンは重要であることがわかってきました。体の中から細胞をとり出し、シャーレやビンで培養することができます。その時、細胞はシャーレやビンの壁面にへばりつくような形で増殖していきます。血液の中の細胞など特殊な細胞を除くと、足場依存性とよばれる性質をもっている細胞は、何か足場がないと生きていくことができません。シャーレやビンでは、電荷をもつように処理されたプラスチックやガラスなどが足場として有効ですが、体の中ではコラーゲンが細胞の足場になっているのです。

コラーゲンと細胞分化

コラーゲンは、細胞の形・分化・増殖・移動などの活動に大きな影響を及ぼしていることがわかってきました。逆に、細胞はコラーゲンを合成し、分泌し、分解しているので、お互いに影響を与え合う関係であるコラーゲンと細胞ということになります。細胞とコラーゲンの種類によって与え合う影響が違うのはもちろんのこと、コラーゲンと接する点の方向や数でも違うところをみると、コラーゲンと細胞の関係はかなり複雑です。体の中ではもっともっと複雑で、コラーゲンと細胞の周りには他の色々な高分子の物質があり、コラーゲンともからみ、細胞ともからみ合っているのです。